【作例あり】ニコンの50mm単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」をレビュー

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今日は、Nikonユーザーにおすすめの単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」のレビューです。このレンズは、安価で綺麗に撮影できる単焦点としてとても有名なレンズです。amazonなどを見ても、高評価のレビューが圧倒的に多いレンズなんですよ。

  • 低価格
  • よくボケる
  • 明るい
  • ポートレート用に使える
  • 軽い
  • 写真の腕前が上達するかもしれない

といった特徴を持っています。

単焦点レンズなので、一切ズームはできません。焦点距離は50mm固定です。しかし単焦点レンズは、ズームレンズと比べると構造に無理がないんです。そのため、基本的に品質が高のが特徴です。とても明るく、高画質なのです。

このレンズはカメラの楽しさを知るための第一歩のレンズとして「撒き餌レンズ」と呼ばれています。このレンズを買ってしまうと、つぎつぎに新しいレンズが欲しくなってしまうんですね。

今回は、そんなレンズ沼の入り口とも言えるNikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gをご紹介しましょう。

低価格

このレンズはとにかく価格が安いのが特徴です。単焦点レンズは、ズームレンズに比べると安いことが多いのですが、このレンズは特に安い!

2018年現在、新品を買うとなると、amazonで実売価格2万5000円前後です。たまにもっと安くなっているときもあるので、定期的にチェックすると良いと思います。

中古品だとさらに安くなり、2万円前後で購入することができます。中古品が気にならないなら、検討してみてもいいと思います。わたしは中古レンズ大好きです。

Nikon純正のフルサイズ対応のレンズのなかではぶっちぎりで低価格です。キットレンズのつぎに買う2本目のレンズとしてもおすすめですよ。

よくボケる

F1.8という圧倒的なF値がウリです。このため、とても綺麗にボケるんですよ。

よくボケる

この写真は、F2.8で撮影しました。神社の御手水の写真です。

ひしゃくが並んでいますが、後ろのほうのひしゃくが綺麗にボケていますよね。よくボケた写真は、なんとなく上手な感じがしませんか?

よくボケた背景

キツネの背景もしっかりとボケていますね。

2万円のレンズでこれだけしっかりボケるって、とてもお得だと思いませんか?ボケをうまく使えれば、一気にカメラの表現の幅が広がりますし、なんだか写真が上手になった気分にもなりますよね。

単焦点レンズを使えば、誰でも簡単にカメラの醍醐味を味わえます。すごくボケるので、撮影が非常に楽しくなりますよ!

とりあえず、買った最初のうちはどんどんボカしましょう。

ポートレートにもおすすめ

ポートレートにもおすすめ

綺麗にボケるので、ポートレートにもおすすめです。

ポートレートを撮るときは、基本的に人物を主題として扱います。なので、背景がしっかりぼけるこのレンズはポートレートと相性が良いんですね。

このレンズの場合は、望遠レンズのように遠く離れて使うのではなく、数メートルほど被写体から離れて使うことになります。

とてもコンパクトなレンズなので、撮影しているときに、周りの人が見ても仰々しい感じはしません。これもある意味ではメリットのひとつですね。

バズーカみたいなレンズでポートレートを撮ると、ちょっと周りの目が気になりますよね。ちょっと恥ずかしいというか。

そういう意味でも、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gはポートレートに適したレンズと言えるでしょう。

明るい

「明るい」という言い方をすると、ちょっと語弊がありますが、暗いところでも明るく撮影できるということです。F値1.8は伊達じゃありません。

夜景もきれい

夜景もばっちり撮れます。ただし、焦点距離が50mmなので、画角はちょっと狭いです。広角レンズのように、見たままの風景を切り取ることはできません。

星空も撮れる星空を撮るにしてもちょっと窮屈な感じになってしまいます。でも、とても綺麗に撮れますよ。星景写真にもばっちり対応できるポテンシャル。2万円ですよ、このレンズ。

軽くてコンパクト

50mm単焦点というシンプルな作りなので、とてもコンパクトで軽いです。重量はわずか155gというから驚きです。

一眼レフはどうしてもかさばりますし、総重量が重くなりがちですが、このレンズはとにかく軽い!それでいて高画質。

どこにもでホイホイと持ち運べますから、町中のスナップショット用にぴったりです。
小さくて荷物にならないので、旅先に持って行きやすいのもメリットです。

50mmという画角はちょっと狭い

50mmという画角は、景色をそのまま切り取るには狭いです。わたしのスマホで撮った写真(焦点距離22mm)とくらべてみましょう。同じ場所から全く動かず、同じ構図で撮影してみましたよ。

スマホの写真

まず、こちらがわたしのスマホで撮った写真。22mm相当なので、かなり広く撮れます。いわゆる広角レンズです。

50mmの焦点距離
そして、こちらが「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」で撮った写真。上の写真と比べてみれば一目瞭然ですよね。50mmという画角はかなり狭いということがわかります。

とくに普段からスマホのカメラやキットレンズばかり使っていて、広角に慣れていると、50mmはかなり狭く感じることでしょう。

でも、それがこのレンズのいいところなんです。ズームすることができないというデメリットを逆に活かしましょう。

ズームができないレンズを使うと、写真の上達も速いです。

写真がうまくなる?

単焦点レンズは圧倒的に高画質ではありますが、焦点距離は固定されており、ズーム機能はいっさいありません。確かにその点は、不便ではあります。

単焦点レンズで広く撮りたいときは、わざわざ一歩後ろに下がって撮影する必要があります。逆に大きく撮りたいときは、前に進んで撮影する必要があります。

つまり、単焦点レンズを使う際は、ズームレンズとは異なり、自分の足を使って構図を試行錯誤することになるので、必然的に頭で考えながら撮影することになります。

単焦点レンズには、この試行錯誤が必要だから、写真がうまくなると言われているのです。

単焦点レンズを思いのまま使いこなせるようになり、思い通りの写真が撮れるようになったなら、カメラの腕前がかなり上達した証拠と言っていいでしょう。

フルサイズ対応なので末永く使える

フルサイズ用のレンズなので、APS-C機でも使えます。将来的にフルサイズを考えている方は、持っておいて損は無いレンズと言えるでしょう。

まとめ

このレンズはとにかく安いのでとりあえず1本買っておいて損はないでしょう。それくらいコストパフォーマンスは高いです。そして、いろんな用途に使えるので便利です。

圧倒的な高画質を実現していますが、ズームできないので不便だなと感じる状況は多いです。そういうときは、おとなしくズームレンズに交換しましょう。

これ1本だけで旅行に行くのはちょっと不安ですが、街中のスナップくらいなら、これ1本だけでも良いかもしれません。

今回は低価格・高画質の単焦点レンズ「Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」のご紹介でした。

注意:意外と寄れない

とても良くボケるレンズなので、小物などを綺麗に写すこともできるのですが、最短焦点距離は50cmなので、それより被写体に近づくとピントがあってくれません。

小物やペットにグイッと近づくことはできません。50cmは、結構遠いです。この点は注意が必要な点だと思います。