社会人になってみて良かったこと・辛いこと【元クズの大学生が語る】

スポンサーリンク

つい数年前、大学生だったころは、絶対に社会人になりたくないと思っていました。大学生の頃のぼくはクズ人間だったので、ひどい生活を送っていました。

生活リズムはガバガバ、ゴミ出しをしない、自炊はしない、掃除もしない、バイトもほとんどやってなかったです。そんなクズ大学生だったので、とにかく仕事はしたくないと思っておりました。

クズ大学生の部屋
そんなぼくが社会人になってからはやいもので数年が経過した。

「社会人生活って意外と悪くないかも知れないという点」と「やっぱり社会人生活はクソという点」がいくつか見つかったのでまとめてみます。

今回は社会人生活のメリットとデメリットについてのお話です。

まずは社会人になって良かったことからみていきましょう。

お金を自由に使える

大学生の頃は、あまりお金がなかったので、お金にかなり苦労していました。親からお金をもらいつつ、ちょっとだけバイトをするという生活だったので、お金をのびのびと使えなかったのです。

お金の制約
社会人になってからは自由に使えるお金が圧倒的に増えたので、心置きなくお金を使うことができるようになりました。好きなことに対して自由にお金が使えるのはうれしいものです。

ただ、家賃や貯金などを差し引くと、あまり手元には残らないんですよね。悲しい・・・。先行きが見えないので、ボーナスもほとんど貯金する羽目になっています。それでも、学生のころと比べれば、金銭的にはちょっとだけ余裕ができました。

一人旅
ぼくは旅行が好きなので、思い立ったら遠くまで行ってみるということが気軽にできるようになったのが嬉しいところです。ケチだったので、学生の頃は夜行バスによく乗っていましたが、社会人になってからは新幹線や特急などを使うようになりました。

学生の頃には買えなかったカメラやパソコンなども買い替えることが増えましたし、社会人になってからというもの、物質的な欲望に忠実になってきました。一定の金額が毎月もらえて、自由に使える。これが社会人生活の最大のメリットではないかなと思っています。

孤独を感じることが減った

大学生の頃は、何もやることのない暇な時間がたくさんあったので、ぼーっと過ごしていることが多かったです。大学生の時期って、あまりにも時間的に自由なので、なにか目的を見つけて行動しないと時間だけが無駄に過ぎていくんですよね。

孤独な大学生
「なんのために生きてるんだろう」「なにもやることがない」「ひとりぼっちで孤独」「誰からも必要とされていないのかな」、大学生の頃はそんなことを良く考えていたものです。

予定がなにも入っていない日には、焦燥感や不満を抱えて過ごしていたんです。暇すぎても不満を感じるなんて、人間は贅沢ですよね。

社会人になってからは毎日が出勤なので、孤独を感じることはなくなりました。職場に行けば、自分に割り当てられた仕事がありますし、同僚もいます。

「自分はとりあえず必要とされているんだな」と思えるようになったのです。もちろん、仕事はつらいですけどね。

両親に恩返しができる

学生の頃はお金を出してもらう側でしたが、社会人になった今では、お返しをする側となりました。恥ずかしいので直接お礼を言ったりすることがありませんが・・・。

帰省した時や父の日・母の日などにプレゼントを贈るようにしています。

自分で稼いだお金で、贈り物ができるとやはり気持ちがいいものです。

出会いが増えた

学生の頃に比べると、合コンや飲み会が増えたので、人との出会いが増えたような気がします。ぼくは生粋のコミュ障なので、大人数が集まる場所があまり得意ではありませんが、まあ出会いの場に誘われて悪い気はしないので良しとしましょう。

大学生のころはゼミやサークルだけの繋がりしかなかったので、その頃に比べれば、付き合う人の幅が広がったような気がします。

出会いの場が増えた



ここまで社会人生活のメリットを挙げてきました。ここからは、社会人生活のデメリットを鬼のように挙げていきたいと思います。

社会人生活のクソなところ

社会人生活は楽しいこともありますが、それ以上に辛いことが多いです。というか、社会人生活は圧倒的にクソです。もはや全般的にクソです。

仕事が苦しい

とにかく仕事が辛い。この一言に尽きます。社会人生活の最大にして最強のデメリットがこれですね。とりわけ社会人になった当初は、めちゃくちゃ苦しかったです。

仕事はクソ
働き始めてすぐの4月から7月は、間違いなく人生で一番苦しい3か月でした。オフィスにいるだけで苦痛を感じるので、よくトイレに隠れてました。

  • 何が分からないのかさえ分からない
  • 先輩が忙しそうにしているから質問できない
  • 叱られたくない
  • 失敗を恐れるあまり、自発的に動けない
  • 人目が異様に気になる
  • 電話ができない

などなど、社会人のなりたての頃はあまりにも仕事が辛かったので、家に帰ってからよく泣いていました。そんな日が何日も続いていたような記憶があります。

何もやる気が出ないし、ご飯も全然美味しく感じません。まさに暗黒時代。

仕事は心を病む
半年くらい経ってようやく慣れてきて、落ち着いて仕事ができるようになりました。あの頃は実に辛かった。仕事をやめてのたれ死ぬか、あるいは田舎に帰ろうと思っていました笑

とにかく仕事はクソです。確かに「やりがい」とか「楽しさ」もありますけど、ひたすらストレスになるんですよね。嫌な上司、嫌な先輩、つまらない業務。

 

ただ、数年くらい経つと、やっぱり要領も良くなってくるので、仕事が楽しいと感じる瞬間もあります。そこまでは非常にしんどかったです。

しょせん仕事なんて人生の一部分にすぎませんから、あまり大げさに悩まないようにしたいものです。でも仕事って人生にずっと付いて来るんですよね。60歳まで・・・。

時間が無い

社会人生活を送るうえで圧倒的に不満なのが「時間」が無いという点です。ぼくの場合7時に起きて19時くらいに帰宅するといった生活リズムになっていますが、だいたい半日くらいは縛られているわけなので、平日の自由時間が本当に少ないですよね。

自由に使える時間は5時間弱くらいでしょうか。大学生の頃と比べるとめちゃくちゃ少ないです。

週末は自由に使えますが、疲れ果てて寝ていることもしばしば。

週末の土曜日と日曜日を楽しみに毎日を生きるのって実に悲しいですよね。どうしたらいいんでしょう。

早寝早起きする必要がある

毎日朝早いので、うっかり二度寝することもできません。社会人生活がはじまった数ヶ月は本当に朝がつらかったです。

早寝早起き
大学生の頃は、お昼までぐっすり眠っていましたから、このギャップが死ぬほどきつかったですね。

しかも、早起きしないといけないので、夜遅くまで起きていることは許されません。夜更かしした次の日は、眠くて仕事になりませんからね。

どんな行動をするにも他人の目がある

職場にはたくさんの先輩や上司がいます。デキの悪いぼくは、常に先輩から監視されているような状態です。

そんな監視の目が一番気になるのが、電話対応のとき!電話対応自体は特に辛くはないのですが、嫌な先輩が近くで聞いているなか、電話対応をするのは非常に苦痛です。

「さっきの言葉遣いなんだけど・・・、日本語がおかしいよ?」

こんなのは日常茶飯事です。もはや日本語矯正教室です。こういうことが続くと、電話対応もしたくなくなってしまいまうんですよね。電話するたびに、細かい文法のミスをつつかれるんですから。

そういう嫌な上司にあたらないように祈りましょう。本当に人間関係は重要です。どんなにホワイトな企業でも、意味のわからない上司は一定数存在します。そこで心を病んでしまうと大変です。

休日すらも憂鬱

仕事のことを考えると、せっかくの休日も悲しいものに変わってしまいます。土曜日の午前中あたりはまだギリギリ楽しめる余裕もあるのですが、それ以降は、どんなことをするにも仕事のことが頭に浮かんできてしまいます。こんなことをしていていいのか・・・という考えに縛られ、何も行動できなくなってしまいます。

そして、ひとつ5分程度で読めてしまうまとめサイトの巡回を繰り返し、結局は1日が終わってしまうこともしばしば。何かに対して時間を使うことが怖くなってしまうのです。

通勤が苦痛

ぼくは家から30分くらいかけて職場に通っているんですが、これがけっこう消耗するんです。まさに「いつまで満員電車で消耗してるの?」ですね。

ぎゅうぎゅうの満員電車に押し込められ、同じように憂鬱な表情を浮かべたサラリーマンたちと、なぐさめあう朝の一時は、何物にも代えがたい苦しみです。

帰宅するときも、自宅まで時間がかかるので、貴重な時間を無駄にしてしいます。もっと職場の近くに住んだほうがいいですね・・・。

政治談義を聞かされる

ぼくの上司は政治の話が大好きで、毎朝、出勤してくるといつも政治の話をしてきます。それ自体は別に構いませんが、考え方を異様に押し付けてくるので、しんどいです。上司なので、こちらも強く反発できませんし、ストレスがたまります。

「最近の◯◯党は、全然ダメだね。そう思うでしょ? それからぽらりすくん、◯◯新聞は売国メディアだから読まないほうがいいよ」

ええ・・・。って感じですよね。

季節感を奪われる

仕事をしていると、基本的に自宅と職場の往復になるので、日々の生活で季節を感じることがなくなってしまいます。

職場の窓から見える景色だけで、季節は進み、気づけば一年が経っています。春の温かさ、夏の情熱、秋のもの悲しさ、冬の切なさ、日常のなかでそんな四季の機微を感じる余裕はありません。

家に帰る頃にはあたりは真っ暗ですから、綺麗な夕焼けを眺めるヒマもありません。

目が悪くなる

毎日パソコンを8時間近く眺めることになるので、死ぬほど目が疲れます。目がしょぼしょぼしてくるので、ブルーライトカット眼鏡を買おうかなと考えています。

仕事は神経を使うので、目が疲労すると同時に、肩もかなり凝ってきます。腰も痛くなります。急に体が悲鳴をあげるので気をつけましょう。

運動不足になる

もはや言うまでもありませんが、毎日デスクの前で作業をしているので、ほとんど運動はありません。意識して休日に運動するクセをつけないと、体は衰えていく一方です。

心も体も衰えさせるので、仕事はクソです。

まとまった休みが取れない

仕事をしていると、長期休暇がとれません。大学生の頃は、春と夏に2ヶ月くらい長い休暇がありましたが、社会人では無理です。せいぜいお盆と年末年始。あとはリフレッシュ休暇とか、特別な長期休暇くらいでしょうか。

仕事のために、自分の人生の持ち時間を犠牲にしているわけです。まさに仕事はクソです。

自慢話を聞く必要がある

先輩や上司はとにかく自慢話が大好きなので、いかに自分が有能であるかを誇示してきます。

すきあらば過去の武勇伝を語ってくるので、しんどいです。聞きたくもない自慢話を上手に受け流すスキルが求められるのです。

自分の人生の先が見えてしまう

職場には様々な年齢の先輩たちがいます。30代の人、40代の人、50代のひと、いろんな人がいます。その人たちを見るということは、すなわち自分の将来を見るということです。

これまで生きてきたなかでは、自分の将来は未確定でした。ところが、会社に所属してしまうと、先輩たちがそのまま自分の人生のロールモデルになってしまいます。

まさに人生の天井が見えるのです。人生は何が起こるかわからないから楽しいとよく言われますが、普通に見えます。会社にいると、先が見えちゃうんです。

はあ、ああいう先輩にはなりたくねえな。

これまでの友人たちとの比較が始まる

これまで学生時代は、友人たちと他愛もないはなしで盛り上がることができましたが、社会人になると、途端に互いのステータスがはっきりとしてくるため、会社のランク、年収、年間休日数、人脈、など浅ましい争いが起こります。

とりわけ社会人にありがちなのが「ボーナス何ヶ月もらった?」とかいう、しょうもない質問です。実に醜い。

まさに見栄と見栄の戦いです。素直で純朴な人間関係を続けていきたいものです。

休日に遊ぶ相手がいない

自分が社会人になるということはすなわち同年代の友人たちも、みんな社会人になるということです。みんな忙しいのでしょうか、だれもぼくと遊んでくれません。

まさに孤独との戦いです。

まとめ

社会人生活は楽しいこともあるけど、それ以上に、仕事のストレスが大きいです。

このストレスとうまく付き合っていくことが、社会人生活を充実させる大きなポイントでしょう。時間の使い方もよく考えたほうがいいですね。

元クズ大学生のぼくでも、なんとか社会人をやっていけているので、まあ意外と社会人生活はなんとかなります。最初の半年間くらいを乗り切りさえすれば、案外慣れてきます。

  • 旅行をする
  • 趣味の時間を意識的につくる
  • 遊び仲間をつくる
  • 新しい趣味を始めてみる

など、とりあえず、ストレス解消の方法をいくつか用意しておくことが大事ですね。

社会人になってから、怒られたり、叱られたり、白い目で見られたり、そういうこともめちゃくちゃありました。

新社会人の4月はほんとうに苦しいと思います。死ぬほどしんどい気持ちになったら、病院に行ったり、信頼できる上司に相談したり、産業医の先生に相談したりしましょう。約束です。