千葉のノスタルジックな景色!佐倉で田んぼの景色を楽しもう

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週末ふらっと日帰り一人旅大好き人間のぽらりすです。

仕事のストレス発散のために、田舎にふらっと遊びに行くのが好きです。といっても、大したことはしません。

カメラを片手にふらふらと歩いて、その土地の風や空気感、景色などを楽しむだけです。

ご当地グルメも探さず、ひたすら自分の足で歩いてまわる。それだけ!!

これがけっこう面白い。誰にも気を使わず、ふらりふらりと歩くだけ。

見知らぬ街を歩くと、なぜだかノスタルジックな気持ちになって、良いリフレッシュになるんです。不思議ですよね。

千葉県の佐倉市

ということで、今回は千葉県の佐倉市に行ってきました。東京駅からちょうど1時間。JRの千葉駅からだと、電車で20分くらい。意外と近いよね。

人口17万人の地方都市。それが佐倉。

すこしずつに窓から見える景色が田舎っぽくなっていくのがなんともいえないですよね。JR総武本線の佐倉駅で下車。

佐倉市の駅前

佐倉駅前の様子。駅前にはマンションが立ち並ぶ。
が、人影はすくない。

やっぱり車社会なので、歩いている人はそんなにいないんです。

佐倉は暮らしやすそうな街ですよね。住みたいです。

佐倉の市街地を抜けて

駅から東へ5分ほど歩くと市街地を抜けることができます。

佐倉の広大な空と大地
空と緑の田畑が、見渡す限りはるかかなたまで広がっています。青い空が気持ちいい。

歩いている人はやっぱり少なかったです。でも車のとおりは多かったですね。車社会ということですね。

すがすがしい秋晴れ。つい先日まで8月だったし、「入道雲でも空に浮いてるかな?」などと思っていましたが、すっかり空は秋模様でした。

佐倉の空と雑草
寂しそうに雑草が2本はえていました。

『天高く馬肥ゆる秋』という故事がありますが、秋になると本当に空が高く感じますね。雲がはるか上空をゆるやかに流れていきます。

太陽もしっかりと顔を出していて、強い光も照りつけていましたが、そんなに暑さは感じませんでした。湿度が低く、蒸し暑さはほとんどない。

1年中これくらいの過ごしやすさだといいんですけどね。
佐倉駅からさらに東へ東へと進んでいくと黄金色の田園地帯が見えてきます。

佐倉の黄金色の田んぼ
線路に沿った農道を進みます。黄金色の稲穂が美しい。

ときおり、上り下りの電車が高速で駆け抜けていく。ゴオーっという電車の走行音が黄金色の田んぼと秋晴れの青空に響いて消えていきます。

ぼくは田んぼがなぜか好きなんですよね。田舎で過ごした幼いころの記憶がよみがえってくるのか、心の琴線にふれるのです。

田んぼって実にノスタルジックな景色だと思いませんか?

青春の輝きが、この田んぼには満ちている!

鉄塔のある景色

佐倉の田んぼ道を歩いていてとても印象的なのは、鉄塔がたちならんでいることです。

鉄塔とノスタルジー
鉄塔の並ぶ景色って、どうしてこんなに懐かしい気持ちにさせてくれるんでしょうか。

どこかで見たことのあるような景色、でも初めて見る景色。青い空に黄金色の田んぼがよく映えます。

どこで記憶に刷り込まれたのでしょうか。

田んぼと鉄塔
鉄塔と電線が青空に映える。こういう景色ってどこか郷愁を誘うと思いませんか?わたしは大好きです。

ヒグラシのなく頃に

虫の声が賑やかでした。秋本番もまもなくということもあり、いろんな虫が大合唱しています。

チンチロチンチロチンチロリン、秋の夜長を鳴きとおす、ああ面白い虫の声♪

ヒグラシのなく頃にそんな秋の虫の声を聞きながら、田んぼに沿って歩いていると・・・。

なんとヒグラシの鳴き声がかすかに遠くの山から聞こえてきました。

そうか、まだ夏は終わってなかったんだ。ヒグラシもまだ生きているんだな。感無量です。

でも、寂しげになくヒグラシの声は、秋の虫たちの声にかき消され、だんだん聞こえなくなっていきました。

夏はもう終わりに向かいつつある。また来年の夏、ヒグラシの声を聞きたいなと思いました。

「それにしても今年の夏も何もなかったな・・・。むなしい」

毎年そんな後悔をしているような気がしますが・・・。できるだけポジティブに生きたいものです。

夕焼けと郷愁

秋の夕暮れははやく、18時前には太陽が遠くの山に沈もうとしていました。すこしずつ肌寒くなってきます。

佐倉の夕暮れ

田んぼも山もオレンジ色に染まっていきます。並んでいる鉄塔もなんだかさみしそうに見えますね。

ずっと遠くまで、細い道が伸びていく。隣の線路を電車がときたま走り抜ける。しずかなしずかな田園地帯も、だんだんと闇に包まれていきます。

きれいな夕焼けをこの写真の場所からずっと眺めていました。この場所は、佐倉駅から東に歩いて20分くらいのところですね。

高い建物がないので、空がとにかく広く感じます。広大な大地にわたしひとり。

たまに地元の方が散歩したり、ジョギングしていらっしゃるのですが、ひとりで景色を見ているので、微妙に恥ずかしいんです。不審者と思われたりしないかな。別に悪いことをしているわけではないんですけどね。

地元の方にどう思われているかちょっと心配になりますが、まあ景色を見ているだけなので大丈夫でしょう。

無害ですよ、わたしは。地味ですし。

そんなこんなで、平和な時間がおだやかに流れていきます。

ただ、さすがにこれくらいの夕方の時間になってくると、すこしだけ寂しくなってきます。

「ああ日暮れとともに休日も終わってしまう。また明日から仕事だ・・・」
そんな気持ちもふつふとわいてきますが、沈んでいく夕焼けを見て心の平静を保ちます。


まさに、遠き山に日は落ちて。ドヴォルザークの『新世界より』が聞きたくなってきますね。

なぜ夕焼けは人を切ない気持ちにさせるんでしょう。不思議です。

田舎によくある袋

歩いていると、田舎の道端によくある肥料の袋が置いてありました。

田舎によくある袋

田舎に行くとよく見るのですが、こういう袋は一体何なのか。なぜ道端に置いてあるのだろうか。

ピンク色だからけっこう目立つんですよね。遠くからでもよく見える。

この袋の中には、肥料が入っているのだと思うのですが、なぜ放置してあるのか。その謎は深まるばかりです。

ノスタルジックな空

あっという間に日が沈んでいきました。
空は淡い青色をわたしに見せてくれました。日没の前後は、光の加減が絶妙にかわっていくゴールデンアワーとブルーアワー。

日が沈む前のわずかな時間は、不思議な青色に包まれていくのです。この時間帯の空が一番好きかもしれません。

夕焼けノスタルジー

カーブミラーもいいですよね。田舎の素朴なオブジェっていう感じがします。

この景色は、私のココロの現れです。
明日からまた仕事だ、嫌じゃあああ、というブルーな心を空が映し出しているのです

美しい世界にいつまでも浸っていたいですが、このあたりは街灯が少ないので、夜はあまりひとりで歩かないほうが良いですね。

暗くなる前に佐倉駅にもどりました。

まとめ

ということで、千葉県の佐倉市の田んぼを歩いてきました。

佐倉は東京駅からでも1時間くらいで行ける場所ですので、週末にふらっと遊びにいけますよ。

ベッドタウンとしても栄えている佐倉は、昔ながらのゆったりとした景色もある一方で、栄えた市街地も広がっている面白い地域です。

  • 鉄塔が並ぶ景色が美しい
  • 田んぼが広がっている
  • 電車の音が郷愁を誘う
  • 田園地帯は人が少ないので静か
  • 東京から近い

ぜひ遊びに行ってみてください。

歩くだけの旅

グルメも食べない、ただ歩くだけ、そういう日帰り旅もたまには良いものでございますよ。郷愁にどっぷりと浸れます。

きれいな田んぼを歩いているといい気分転換になりました。仕事のいやなことだってしばらく忘れることができます。

素朴な景色を見ると心の重荷がちょっと減った気分になり、明日への活力にもなりますよ。

虫の声や風の音を聞きながら散歩していると、思考も深まって自分を見つめ直すきっかけにもなりますしね。

週末一人旅は心のデトックスになると信じてやみません。みんなもぜひやってみてください。

つぎはどこへ行こうかな。旅の予定を考えている時間も楽しいですよね。