釣ヶ崎海岸に星を観に行こう【千葉県の星空スポット】

スポンサーリンク

いつもどおりのある日の事君は突然立ち上がり言った「今夜星を見に行こう」

ということで、今回は千葉県でも随一の星空スポット「釣ケ崎海岸」に行ってきました。

思い立ったが吉日、弾丸ツアーです。

浜辺で凍えながら一晩を過ごしましたので、その模様をお届けしたいと思います。野宿ですよ。電車で行ったもんだから。ほんとに死ぬほど寒かったですね。

いやあ、星空はいいよ。深遠な気持ちになれますよ。広大な宇宙に思いを馳せましょう。

釣ケ崎海岸は、九十九里浜の一番下の方に位置しています。チーバくんの背中のあたり。正確な住所は、千葉県の長生郡一宮町(ちょうせいぐんいちのみやまち)。最寄り駅はJR東浪見駅。すごい田舎です。

都内から2時間ほどで行けるので、ドライブなどにおすすめです。

釣ケ崎海岸のウリは、なんといっても「鳥居」と「星空」。幻想的な星空が観測できるスポットとして有名なのです。

満天の星空が観られるぞ、ヤッター。と思っていたのですが、なんとわたしが野宿した日はまさかの満月。なんという不覚。

満月の夜は星が見えない

満月は非常に明るいので、空全体が明るくなってしまい、星の光が消えてしまうのです。星空の撮影をするときは、満月の日を避けるのは常識なのですが、完全に忘れてました。

実際に撮った写真がこちら。ニコンの「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」で撮影。星空と鳥居

星空夜景

空が明るい

うああーっ。青い虚空だけが写っておるわ。拡大すればなんとか星が観えるレベル。

これは深夜2時くらいに撮影した写真なのですが・・・。ぜんぜん星が写ってないんですよ。満月の光で、星がほとんど潰れてしまっているんです。かなしい。

本当は満天の星空の写真が撮れれば、良かったんですけどね。ただでさえ星が写ってないのに、ブログに写真を載せるとさらに画像が潰れちゃうんだよね。本当にすみません。

星空スポットの紹介記事なのに、星空の写真が無いという斬新さ。みんな満月の夜には気をつけよう。いや、この記事は戒めなんですよ、自分自身への。

満月には気をつけろ。


目視だとわりときれいに星が見えたんですけどねぇ。

↓月の出ていない暗い夜だと、こんな写真が撮れるらしいです。

神社と天の川

神社と星

出典:星空に包まれるおすすめスポット4選/千葉県公式観光情報サイト-まるごとe! ちば-

こういう写真が撮りたかったな。

釣ヶ崎海岸のここがすごい!

ここがすごいよ。

夜になっても人がいる

県内有数の星空スポットというだけのことはあって、真夜中でもぽつりぽつりと人がやって来ます。カップルや若者の集団などが、車でブイーンとやってきて、浜辺の暗闇に楽しそうな声を響かせて帰っていく・・・。

「ハハハハ」
「ウフフフ」
「ギャハハハ」
浜辺に響く爽やかな笑い声。

地元の若い衆、玄人っぽいカメラマン、強そうなおじさん、清楚なカップルなどが深夜にもかかわらず続々とやって来ます。

みんな青春してんねー。ぼくはひとりで何をやっているのかな? 自問自答を繰り返す。


ただし、浜辺はとても暗いです。怖いです。

釣ヶ崎海岸

海岸は真っ暗ですし、街灯も少なく、周囲に民家などもありませんので、気をつけたほうがいいかもしれません。

トイレがある

これは結構重要なポイント。夜に星を眺めているとどうしてもトイレに行きたくなってきます。釣ヶ崎海岸にはしっかりとしたトイレが設置されているので安心です。

手を洗う場所もあるので、水も使えます。ボランティアによって運営されているトイレなので、きれいに丁寧に使わせていただきましょう。

釣ヶ崎海岸のトイレ

小さなトイレですが、とても清潔感のある内装でした。

朝焼けがすごい

千葉県の東側なので、太平洋から登ってくる朝陽を眺めることができます。星空を眺めたあとは、壮大な朝焼けを楽しみましょう。

釣ヶ崎海岸の朝陽

広大な浜辺に打ち寄せる波がオレンジ色に染まっていきます。

水平線の彼方から現れる太陽。青とオレンジ色のグラデーションが美しい。わたしの心を浄化していきます。

青い世界

車で行ったほうがいい

駅から歩いて30分くらいかかるので、車で行ったほうがいいでしょう。田舎なので、車が無いとしんどいです。駅から歩いて行くのは楽しいですけど、体力も使います。

というか、この時期は車がないとめちゃくちゃ寒いです。

おわりに

ということで、釣ヶ崎海岸に行ってきたお話でした。

明け方の5時くらいになると、ぞくぞくと車が集まってきたので、何事かなーと思っていたのですが、ここは「波乗り道場」と呼ばれていて、日本でも有数のサーファーの聖地らしいですね。

サーファーの聖地

朝の7時にもなると、海岸には大量のサーファーの皆さんが集まります。

早朝から100人くらいのサーファーが海に繰り出していくその景色は、壮観でした。くおおお、サーフィンやりてええ。

※この海岸、実は世界的にも非常に有名なサーフィンスポット。世界レベルの国際大会もしょっちゅう開催されています。どれくらいすごいスポットなのかというと、2020年の東京オリンピックのサーフィン競技場の予定地として選定されているくらいです。波のコンディションがとても優れているので、プロも足繁く通うスポットらしいです。

さあ、みなさまも千葉に星を見に行きましょう。デートにもドライブにもおすすめ。サーフィンもできるぞ。

星空

今回の反省点

やっぱり電車で星を見に行くというのはなかなか辛いですね。釣ヶ崎海岸は、電車でも行けますが、どう考えても車で行ったほうが絶対便利です。周囲にお店や自動販売機がほとんど存在しないので、徒歩だとかなり不便です。

わたしはペーパードライバーですから、車の運転に自信がありません。なので、仕方ないといえば仕方ないのですが・・・。

星を見に行く際は、レンタカーでも構わないので、車があればやっぱり便利でしょうね。天体観測に飽きたら車内で休むこともできますし、別のスポットに移動することもできます。疲れたら車のシートでゴロっとできるのは相当大きいメリットです。徒歩だとそうはいきませんからね。

なにより、帰り道が楽だろうなと思います。徹夜で星を見た後に、トボトボと歩いて駅まで30分かけて帰るのは、想像以上に体力を消耗します。徹夜明けで眠いし、体は冷え切ってるし、立ちっぱなしなので足が痛いですし。

遠くに星を観に行くときは、満月の夜を避けて、可能なら車で行きましょう。