わたしはラーメンが好きで、けっこう都内のラーメン屋さんを巡ったりするんですが、なかでも新宿区の高田馬場から早稲田のエリアは、美味しいラーメン屋さんがしのぎをけずっています。
早稲田大学が近くにあるので、若い学生向けの美味しいラーメン屋さんが密集しているんです。まさにラーメン激戦区。
このため、とにかくラーメン屋の回転がはやく、開店してもすぐに撤退してしまうラーメン屋さんも数知れず・・・という恐ろしいエリアなのです。
そんなラーメンの戦場で、ラーメンにうるさい早稲田の学生から、常に人気1位を維持しているすさまじい家系ラーメンがあるのをご存知ですか?ここはリアルガチのラーメン屋さんですよ。
横浜家系ラーメン武道家
その名も「武道家」
濃厚豚骨ラーメンをウリにする、正統派の横浜家系ラーメン屋さんです。
地下鉄の早稲田駅から徒歩30秒という好立地。いつも大学生の列ができている人気店なのです。
まずは店の入口に設置してある券売機で食券を買いましょう。今回はラーメンの並を購入。700円でした。
右上のファイヤーボールというのも気になりますが・・・。火を吹くほど辛いということでしょうか。
食券を買ったらいざ店内へ・・・すると、
店員さん「セェーーーーーイ!!」
もうひとりの店員さん「っセェーーーイ!!」
ものすごい大きな声で「いらっしゃいませー」という掛け声が飛んできます。初めて行く方は、間違いなくドキッとすることでしょう。
「え、なにこれ、こわい・・・。これが武道家か・・・」
ビビリのわたしは、屈強な店員さんにすこし尻込みしちゃいます。
しかし、店員さんはダンディでイケメン。優しそうな笑顔が印象的でした。
まさに武道の達人のごとき、力のこもった熱い接客。だから武道家という名前なんでしょうね。体育会系の人はお店の気風に合うと思います。
でもご安心ください。店員さんはとても優しく、非常に丁寧な接客をしてくださるので、こわくないです。声が大きいのは最初だけです。
わたしのようなひ弱な者にも懇切丁寧に案内してくださいました。
店員さん「どうぞ奥の席へ!」
おすすめは「濃いめ」「固め」
食券を渡す際に、イケメンの店員さんから「お好みはありますか?」というお尋ねがあります。
お好みは下記のなかから選べます。
- 味 濃いめ ふつう 薄め
- 麺 かため ふつう 柔らかめ
- 油 多め ふつう 少なめ
おすすめの食べ方は、「味濃い目、麺固め」(通称:コイカタ)だそうなので、それで注文しました。
ライスは無料で食べ放題なので、とりあえずご飯をいただきました。ライスはセルフサービスなので自分で器にいれます。
ライスは無料ですがたくさん食べると、肝心のラーメンが食べられなくなるので、少しだけ食べることにしました。
お新香が置いてあるので、それもいただきました。キュウリだ。キュウリ美味しい。
このお新香だけでもライスが進みます。
ラーメンは濃厚な豚骨
3分ほどでラーメンが出来上がります。骨の髄のうまみを出すために、煮込み続けられた豚骨スープだそうです。
すごく濃い色のスープですね。きっと秘伝の製法があるんでしょうね。すごい迫力です。
スープの味がとにかく濃いので、麺を食べる箸がすすみます。このスープがライスにもよくあうんです。ライスとスープがめちゃくちゃ相性が良いので、ライスも一緒に食べた方が良いですね。
食べ方もカウンターに書いてありました。途中でニンニクを入れるとぐっと美味しくなるようです。パワフルな食べ方ですよね。
1日に300kgの豚骨を炊きだしているそうです。調理場の店員さんが、巨大なナベでグツグツやっていたのは、まさにその現場なのでしょう。
ラーメンは「並」でもそれなりの量がありますし、ご飯もいただいたので、途中からちょっとだけ苦しくなってきましたが、無事に完食いたしました。
食後はラーメンやご飯の器をカウンターの上に上げて、置いてあった布巾でカウンターを拭いていたところ、
店員さん「助かります。ご丁寧にありがとうございます!」
気持ちのいい接客だなあと感心して店を後にしました。
まとめ
とにかく気持ちのいい接客が印象的です。
ライスとあわせて食べるなら、ラーメン「並」でも量は十分ですし、とても味が濃いので、初めて行く方は注文する量に気を付けたほうが良いかもしれないです。
席はすべてカウンターで、12席ほどしかないので、けっこう行列になったりします。特に平日のお昼と夜はたくさんの大学生がやって来るので、かなり混むようです。
でも回転は速いので、そんなに長時間待つことはありません。
早稲田に行ったときは、ぜひ武道家を試してみてください。美味しいラーメンと、素敵な接客が待っていますよ。
お店自体はそんなに広くないですが、和気あいあいとした雰囲気なので、居心地はとても良いです。
店の壁にはたくさんの名刺が貼ってあるのが特徴です。来店した証を残すことができるということらしいです。わたしは名刺を置いていきませんでしたが、すごい量の名刺が貼ってあったので、相当な数の愛好者がいるんだろうなと感じました。
それにしても、あの「セェーイ!!」という掛け声はどういうコンセプトでやっているのか、いつか聞いてみたいものです。いや、ほんとに。初めて行ったら、びっくりしますよ。超大声ですから。