ASUSの2in1ノートPC『ASUS ZenBook Flip S UX370UA』を購入しました。
新しいノートパソコンを探していたところ、ついに良いモノを見つけましたよ。すごい! 画面を回転させるとタブレットになる! しかもめちゃくちゃ軽くて薄い!
それがASUSの『ASUS ZenBook Flip S UX370UA』(ゼンブックシリーズの2017年発売モデルのひとつ)
ということで、買った。買ったった。うおおお。
この機種の特徴をざっくりいうと、下記のとおりです。
- 現時点で最も軽い13.3インチノートPC
- 軽いのでとにかく持ち運びやすい
- 2in1(タブレットとしても使える)
- それなりに高性能
- 薄いのでカバンにスッと入る
- 男のロマンを刺激する変形
- 無駄のないデザインなので高級感がある
- スマートライフを実現してくれるような気がする
良い買い物だったと思います。
ということで、さくさくとレビューをしていきたいと思います。刮目せよ!
- ASUS ZenBook Flip S UX370UAのスペック
- ネットサーフィンや動画を観るくらいなら何の問題もない
- ディスプレイ
- SSD搭載
- タブレット機能(2in1)
- 拡張性は低い
- キーボード
- バッテリー
- Harman Kardonのスピーカー
- クラッチバッグが付いてるよ
- 熱と音
- まとめ
ASUS ZenBook Flip S UX370UAのスペック
実売12万円〜14万円程度。Amazon、楽天、ヨドバシカメラなどできるだけ幅広く最安値を調べてから買いましょう。
スペックはこの通りです。
スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i5-8250U |
ディスプレイ | 13.3インチ フルHD(1,920×1,080) |
記憶容量 | SSD 256GB(SATA 3.0接続) |
RAM | 8GB |
重量 | 約1.1kg |
厚み | 10.9mm |
特殊機能 | タブレット型に変形できる |
いわゆる2in1タイプのノートパソコンです。
画面を360度回転させることで、ラップトップタイプからタブレットタイプに変形できるという面白いギミックが付いています。これが男のロマンを刺激します。
驚異的な軽さ
特筆すべきはその重量と厚みです。
約1.1kgという驚くべき軽さ、そしてわずか1cmという薄さ。これがとにかくすごい。Appleの『MacBookAir』が約1.35kgなので、さらに軽いです。
↑すごい薄さです。
とにかく軽いので、持ち運びが苦にならないのが良いところかなあと思います。13.3インチでこんなに軽いノートパソコンは現時点で他に無いです。
それでは順番にスペックを見ていきたいと思います。
ネットサーフィンや動画を観るくらいなら何の問題もない
CPUは Intel Core i5-8250Uが搭載されており、メモリも8GB、と家庭での一般的な使用なら、全く問題ないスペックです。
ちょっと古いノートパソコンだと、ブラウザでネットサーフィンしているときでさえカクついたりしますが、この機種は全く問題ありません。タブを大量に開いて作業したり、大量に動画を開いても大丈夫です。
ブログの記事を書くときなんかは、いろいろと調べ物をしたり並行作業したりする必要があるので、心強いです。
いずれにせよ一般的な使用の範囲無いならストレスを感じることは、まずありません。
一眼レフをお持ちの方へ
一眼レフやミラーレス一眼をお持ちの方は、PhotoshopやLightroomといったソフトを利用して写真のRAWデータを現像しますよね。わたしもよく写真を撮って現像しています。
基本的に現像作業には高いスペックが求められますが、一応この機種ならストレス無く作業可能です。さすがに大量の現像はしんどいですが、1枚1枚の現像なら問題ありません。
ディスプレイ
画面の大きさは13.3インチでフルHDとなっています。視野角は170度。特に言うことはない、ベーシックな作りかと思います。画面上部にはカメラが内蔵されています。
フルHDなので画面は十分美しいです。ただし、縦横比が16:9なので、縦がちょっと狭いかな…。タスクバーを横に持っていけばちょっとだけ広く使えます。
グレア液晶に要注意
この機種はディスプレイがグレア液晶なので、苦手な人は注意してください。
グレア液晶は、光沢があり、発色も優れていて非常に美しいという特徴があります。ツルツルしていて、透明感のある液晶のことです。
しかし、その反面、映り込みも気になる。
黒い画面に自分の顔が映り込んだ経験がありませんか? グレア液晶は光をよく反射するので、外部の人影などが写り込んでしまうのです。
↑これは極端な撮影の仕方をしていますが、天井の照明が写り込んでいます。反射防止の保護フィルムを貼ってありますが、こんなに反射しています。
高級感もありますし、写真や映像が綺麗に見える・・・という利点があるのですが、グレア液晶は映り込みが気になります。
この機種はグレア液晶搭載モデルしかないので、苦手な人はやめておいたほうが良いかもしれません。
特定の条件下(太陽光が差し込む窓際とか、黒い画面になったとき)に、反射が気になるくらいなので、普通に使っている範囲で不便を感じることはそんなにありません。
液晶保護フィルムを貼って反射を軽減
ただし、あまりにも外光が反射すると気が散るので、保護フィルムを貼って光の反射を抑えています。そうは言っても、このフィルムでも3割くらいしか映り込みを防止できません。
美麗な映像を優先するか、反射防止を優先するか。難しいところです。
SSD搭載
SSD搭載なので、HDDに比べると動作が圧倒的に高速です。ファイルの読み込み、書き出し、OSの立ち上がりなど、以前使っていたノートパソコンとは比べ物になりません。まさにストレスフリー。
HDDのようなキュイイインというような駆動音もしません。
本体に内蔵されたSSDの容量は、256GBと控えめになっています。必要に応じて、クラウドストレージや外部媒体を使えば問題ないでしょう。
大容量のファイルは外付けのHDDに入れています。
タブレット機能(2in1)
この機種はもともとディスプレイがタッチ対応になっているので、画面を触って操作することもできます。タッチ感度はとても良好なので、ストレスを感じさせません。
さらに画面を360度回転させることで、タブレットのように使用することも可能です。
ノートパソコンとタブレット、二つの機能が一つの本体に入っています。こういった製品を総称して「2in1」と言うらしいです。
直立させたり、完全にタブレットのように使用することが出来て面白いです。動画鑑賞とか、ベッドに寝転がって使ったりすることができます。
実はタブレット機能はあまり使っていない
タブレット状態。タッチ感度が良いので、非常になめらかに動きます。そりゃもう、スィーっと。
こんな感じで、普通のタブレットのように使えます。スマホに比べると、かなり大きくて見やすいです。
ディスプレイのタッチ感度が極めて良好なのでストレスは全く感じませんが、日常の中で、タブレットとして使うシーンがあまり無いかなぁ。ごめんね。
でも男のロマンっていうのはそういうものだと思うんだ。
拡張性は低い
極限まで薄く作ってあるので、接続できる外部端子がほとんどありません。
DVDドライブはもちろん内蔵されていないですし、SDカードリーダーもありません。
USB Type-cポートが左右にひとつずつ、という思い切った仕様になっています。
USBハブがあると便利
USB Type-cポートしか内蔵されていないので、USBメモリ、SDカード、HDMIケーブルといった外部機器を使うことができません。
そこでわたしは市販のUSBハブを購入して使っています。
このアダプタを使用すれば、通常のUSBポートやSDカード、HDMIケーブルなどが使えるようになります。コンパクトなので持ち運びも便利です。本体とセットで買っておくと良いかも知れませんね。
ただ、左右にポートがあるので、充電器でどちらからでも充電できるというのはちょっとしたメリットですね。市販の汎用型USBType-cの充電ケーブルを使っても充電することが可能です。わざわざ専用の充電器を持ち運ぶ必要がありません。
キーボード
本体そのものが薄いため、キーボードもすごく薄いです。
キーストロークは「1mm」なので、ちょっと押し込みが浅すぎるんじゃないか? と思っていましたが、特に問題なくスムーズなタイピングが行えました。
キータッチがあまりにも軽いので、最初は若干違和感があるかもしれませんが、慣れてしまえば問題ないです。すぐに高速でタイピングできるようになります。
キーボードにはバックライトが付いているので暗いところでも安心。
優秀なタッチパッド
タッチパッドも内蔵されています。こちらも問題なく使えます。Macのように、スマートジェスチャーが使えます。
指紋認証が使えます
本体の側面に指紋認証用のセンサーがあります。ここを触ることで、Windowsにログインすることが可能です。スッとログインできるので、便利。
バッテリー
バッテリーはフル充電(3時間)で、約8.7時間使用できるとアナウンスされていますが、さすがにそんな長時間は保ちません。どんなに頑張っても、普通に作業していると5時間くらいが限度です。
外に持ち出して1日中ずっと使いたおす…というのはちょっと難しいので、充電器も一緒に持っていきましょう。
Harman Kardonのスピーカー
Harman Kardonのスピーカーが内蔵されているので、なかなか良い音がします。
ASUS ZenBook Flip Sには、ASUSの「Golden Ear」チームとオーディオメーカーのHarman Kardonの技術者が開発した、次世代のASUS SonicMaster技術を搭載しています。本体にはスマートアンプと2つの高品質スピーカーを搭載しており、映画館のようなリアルで感動的で歪みのないサウンドを鳴らすことが可能です。ASUS ZenBook Flip Sでは、今までのノートPCでは体験したことがないようなサウンドを楽しむことができます。
公式サイトより引用
ノートパソコンであまり音楽を聴くことは無いかもしれませんが、オーディオにも結構こだわっているのは、好印象です。
クラッチバッグが付いてるよ
専用のクラッチバッグ(クラッチバッグ風のバッグ)が付属しています。おおー、大学生っぽい。
こういうのオシャレですよね。モダンでナウなクラッチバッグに仕上がっています。これで持ち運びもバッチリです。
フタのところにマグネットが内蔵されているので、ぴったりと閉めることができます。
※フタを開けると工業臭(いやなニオイ)がしたので、最初は陰干しでもしておきましょう。
熱と音
非常に軽くてコンパクトなノートパソコンなのですが、やっぱり気になるところもありまして。それが「熱」と「音」です。
普通にネットサーフィンをしているだけでも、本体背面がじわじわと温かくなってきます。
そんなにハードな作業をしているわけではないんですけど、しばらく使っていると本体の背面がほんのりと熱を帯びてきます。大丈夫かな…。
気になる「ファンの音」
ファンの排熱音が気になるときがたまにあります。使いはじめて間もないのですが、ファンの駆動音が結構大きいんですよね。荒っぽい使い方はしてないんだけどな…。
動作や処理速度が遅くなるということは全くないのですが、ちょっとだけ不安になります。
こういった、熱や音についてはMacBookAirの圧勝ですね。MacBook Airは全く音がしませんし、熱もほとんど感じさせないので、さすがAppleはひと味違うなーといった感じです。
まとめ
不満な点も多少ありますが、総合的に考えて優秀なノートパソコンだと思います。
1kgという驚異的な軽さは、他のパソコンに比べて大きなアドバンテージだと思います。持ち運びが苦にならない、それがこのパソコンの最大のメリットだと思います。カバンにスッと入りますからね。まさにウルトラモバイルノート。大したものだよ。
軽くて薄くて高性能なノートパソコン、なおかつWindowsを搭載しているものをお探しの方は、ぜひ検討してみてください。国内メーカーだと、こういった思い切ったノートパソコンがあまり無いんですよね。
ASUSは中華系のメーカーですが、日本でもすっかりお馴染みになりましたよね。サポートも充実しているので、いざという時もそれほど困ることは無いと思います。
Surfaceと迷ったのは秘密
Windows搭載のノートパソコンとして、最後の最後までマイクロソフトのSurfaceと迷ったんですよね。
Surfaceもかなり軽いし、薄いし、値段もほとんど変わらないし。おまけにOfficeが最初から無料で入っているし。
でも直感的にASUSにしました。やっぱり360度回転すればタブレットになるというのが、男のロマンをくすぐるんですよね。やっぱりロマンが大事だと思うんだ。人生もパソコンも。辛い現実を忘れるために高いものを買いましょう。